大江戸小町の豆柴について

■大江戸小町の豆柴の歴史

第一世代犬(所属血統書団体:日本犬保存会、JKC) 平成13年~平成20年

 性格の良さを求め、柴犬の一部に見られる荒々しさを排除した東京俵荘の父系と関西方面の母系より平成13年にブリーディング開始。途中、性格と健康面の大切さを再認識するきっかけが得られた。関西方面を起源とする血の影響と思われる精神的、肉体的なトラブルが中程度見られ、健全な犬のブリーディングの維持は困難と判断。特定の血筋の排除を目的として、第二世代に移行した。繁殖犬の中でも、「夏子」は、非常に魅力的な犬で、生涯忘れられない名犬となった。

功労犬:夏子、タラ(第二世代に移行)


第二世代犬(所属血統書団体:日本犬保存会、JKC) 平成17年~令和7年

 性格の良さと健康面の両立を目標に、東京俵荘の父系と地方の健全な母犬と第一世代から引き継いだ、「夏子」と「タラ」らをもとにアウトブリーディング中心から開始。平成20年には、静岡県の松坂氏による「竜」が大活躍した。また、第一世代からの課題であった子犬時のパテラの定量評価を実施し、種オスを選別。選ばれた種オスの「西海」、「鉄」の活躍により、子孫の子犬は中~重度なパテラ(グレード2以上)の発生を大幅に減らすことができた。その後、繁殖犬も世代を重ね、平成後期にはラインブリードに移行し、安定化を目指した。第二世代犬の成果として、ペコや腸ヘルニアの発生はほぼ無くなった。
 遺伝子検査普及に伴い、柴犬の対象疾患の項目である「GM1ガングリオシドーシス」の全頭検査を実施し、全頭「クリア」を確認した。
 しかし、令和初期に代表の疾病発症により、ブリーディング活動の大幅な縮小を余儀なくされた。闘病中の間、主戦力の種オス喪失と台メスの高齢化、ラインブリードによる血統的と想定される弊害が顕在化されたため、令和4年にはごく限られた優良犬のみ残すことになり、令和7年1月をもってブリーディングを完全に終了した。現在は第二世代犬の中期に知人に託した優良な系統のみ犬舎外に極少数残っており、その地にて独自に展開しているようだ。

功労犬:竜、西海、鉄、五月、ソラ、カヲル、コムギ、燕、マリ

 

第三世代犬(所属血統書団体:日本犬保存会、JKC、KC等) 令和5年~

 体調回復を契機に、第二世代までの課題克服を目指して、繁殖犬のリセットを行った。令和5年3月より新たな血筋の繁殖犬を導入開始。子犬が成長した令和7年より本格的にブリーディング活動を始動。日本犬保存会とJKC在籍の繁殖犬減少により、健全なブリーディングは困難と判断。新たにKC等も取り扱いを開始した。日本犬保存会の犬は、10数年ぶりに松坂氏より柴犬らしさを濃厚に残した素晴らしい犬を迎えた。JKC,KCの犬は良質な犬が多い信越地方(柴犬の本場)、北関東の犬をメインとした。アウトブリード気味の交配と選別により、柴犬含む犬に多い欠点(胃腸の弱さ)が出にくいように工夫した。柴犬らしさを残したまま小型化、性格の良さと健康面の安定化という難しい課題の高バランスを狙い、豆柴の完成形を目指す。現時点では、黒柴の血が薄いことと、中程度のパテラ(グレード2)の減少が課題であるが、新たな種オスによる改善効果を期待している。また、わずかに残ったと想定される特定の血筋の限りない排除である。


■3つの重要なこと~以下の優先度で繁殖犬の選定・ブリーディング


性格>健康>>>容姿・大きさ
・無理な小型化はしません
・豆柴や柴犬に多発するパテラ2以上、ペコ、ヘルニア、癲癇を持った子は少数になる工夫
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