豆柴と向き合って20年以上の実績より、ここでは極小豆柴・豆柴に関して当ショップの見解と考察を示します。 ※仔犬をお求めの方はこちらをご覧ください
当ショップは、下記に示す考えや価値観に基づいて、常に健全で日本犬らしい極小豆柴・豆柴等の子犬や成犬の譲渡を心がけております。

 
 

■最初に

 私は二児の父親ですが、赤ちゃんがお腹にいるとき迄は、「健全な子が生まれたらいいな」と思っていました。
 そして、無事に生まれた赤ちゃんが物心がついてきて、保育園や小学校に行きだすと、「社会に適応できる子に成長してもらいたい」と思うようになってきました。

 この気持ちは、お客様に子犬をご案内するときも変わりません。

 

3つの重要なこと〜極小豆柴・豆柴は、性格の良さが第一

  当ショップの考え方として誤解を恐れずに言えば、子犬は外見よりも内面が大事、特に性格の良さが第一だと思っています。たとえどんなに小さな犬やとても見た目が良い犬でも、 生まれつき性格がきつくて人の迷惑になるような行動を常時するようなら台無しと思うのです。 昔は柴犬は外で飼うというのが当たり前で、室内で飼うなどと笑われたものです。それが今世紀に入ってマンション内で愛犬を迎える方が増え、以前とくらべ愛犬との距離が短くなってきております。当然異論もあるでしょうが、お散歩時はもちろん、(主に)室内で も楽しい愛犬との生活を満喫できて、愛犬も飼い主さんも末永く幸せに暮らせる。愛犬との生活を満喫したい・・・・・・ 、お客様の人生の楽しいときもそうでないときも一緒に苦楽を共にすごすかけがえのない家族の一員、そういう子犬を安定して譲渡したい。これが当ショップの方針です。子犬を飼うということは、15年前後は一緒に暮らす であろう大切な家族を迎えるということです。性格が良い犬は どのような外見であろうとも一生とても大事にされるだろうと確信しますが、そうでなく飼い難い子犬なら一体どうなるでしょうか(個人的には社会問題になっている 施設に行く犬の中には、性格に問題がある固体(人との共存が生まれつき難しい性格)が多いのではないかと思っています。それは、見た目だけを重視して繁殖をおこなう我々繁殖者にも要因があるのではないでしょうか。それを防ぐためにも、性格を重視した子犬の譲渡は一番大事だと思っています)

 性格が良い犬だと、基本的に無駄吠えもあまりなく、精神的にも落ち着いており、しつけもし易いです。人に対しても優しく接してくれます。このような固体は、飼い易いと 思います。犬に不慣れな人でも、このような性格・行動をする犬に触れると、いつの間にか犬好きにかえてしまう力を持っています。

性格の良し悪しは非常に大事 と思います。

 15年以上繁殖を行い、その間に多くの子犬を設けるとよくわかりますが、性格(素性)の良さは、両親から引き継ぎます。両親とも良い性格の犬でないと子犬の性格の良さは期待できません。 仮に先天的に性格が良くない子犬だと、後の躾でもなかなかうまくいかないと思います。子犬の性格の良し悪しは、生まれ持って両親からもらった素性なのです。

 当ショップにおいて、私が性格の良いと判断した犬しか繁殖犬に用いていません。 その結果、活発か大人しいかとかの行動の差はあれ、子犬はどの子犬も両親から性格の良さを引き継ぎます。

 子犬の将来の性格・行動は、主に先天的もの(両親からの遺伝によるもの+その固体の個性+母親からの愛情+α):およそ80%と、譲渡後の躾や経験による後天的なもの:およそ20%と思います。先天的なものは基本的なものです。これが良くなければ、私でもいい子に育てる自信はありません。後天的なもので問題行動を起こすのであれば、その後のしつけ の見直しや経験で改善できるものと思っています。

 当ショップでは、お客様が後で変えられない主に先天的なものを一番大事にしております。

3つの重要なこと〜第二に健康な極小豆柴・豆柴等の子犬の譲渡
 ・感染症対策〜体力・免疫 ・副作用を考慮したワクチン接種の実施
 犬の感染症は多くあります。いたずらに恐れる必要はありませんが、危険な感染症にはワクチンが有効です。仔犬の時は、きちんとワクチンを接種することにより、各種感染症を ほぼ予防することができます。 犬にとって一番怖い感染症、即ち感染しやすくて生命の脅威となるものは、極端な言い 方をするとパルボとジステンパーがほぼすべてです。それ以外は、日本国においてあまり脅威とはなり得ません。 ほとんどの疾患は、 それらからすると軽微なもので、獣医師の診断・投薬により完治が見込めるものです。 生命を脅かすものも中にはありますが、臨床でも稀にしかみられないものや感染力が高くなないもの等、上記二つの疾患からすればあまり脅威とならないものです。当ショップにおいて、子犬の負担が軽く、危険な感染症にかかりにくいワクチンプログラムを行っております。もっと詳しい内容を知りたい方はここを 参照してください。

 

 ・体質の強化
 純血種は弱いとよく言われますが、それは一理あります。一般的に純血種というのは、人と比べて比較にならない位に血が濃いのが現状です。よくない固体を用い て必要以上に血が濃いと、生まれてくる子犬の体質が著しく弱くなりがちです。 人間で例えると頭痛もちや、おなかを壊しやすいというようなレベルではなく、若くして臓器系の大きな病気を 持ってしまうようなことです。万が一、我が家の愛犬もそうなると、愛犬も飼い主さんも大変です。
 特に日本犬(柴犬)は、大正から昭和初期(戦争により人も犬も生きるだけで精一杯だった時代)に数えられる位まで個体数が減少しました。これは洋犬との交雑と、戦争の影響です。 日本犬は、人里に姿を消したと言ってよい状況になったのです。その状況を危惧した有志によって種の保存の声があがり、日本最古の血統書団体である日本犬保存会が設立されました。 会員は必死になって混血してないと思われる犬を日本中探し始めました。そして、これぞ柴犬と思われる優良個体を求めて、日本の人里離れた秘境とも入れる地から 数頭の優良犬を引っ張ったりしました(山だし犬)。それらの僅かな固体を元に極近親交配を繰り返してなんとか個体数を増やしたという、不幸かつ大変な経緯があります。 これは種を守るための最善の策だったのです。その反動で様々な不利な点を多く内に秘めることになりましたが、柴犬はかろうじて絶滅から逃れられたのです( この多難時代に日本犬で絶滅したのは、「越の犬」です。今いる日本犬と呼ばれる各犬種は、先人達の大変な努力があって救われたのです。日本犬好きとしては、感謝してもしきれない程です)。そして主に日本犬保存会の会員によって全国に血が散り、日本犬の中では珍しく各地で発展して個体数が増えました。全国レベルで愛好家がいたことが幸いし、個体数が増えて、濃すぎたDNAもある程度多様化しました。その結果、血を薄めると極近親交配の影響が出にくくなってきますが、油断して血を濃くすると極近親交配の影響が表面化しやすくなります。

 当ショップはできる限り近親交配の影響の出現を避けるため、(1)心身ともに健全な固体を用いて、(2)ある程度血が離れた交配を積極的に行っております。それは 健康面で大きなハンディを生まれつき持つ固体が生まれるリスクが低くなり、愛犬の健康と長寿につながってきます。 個人的には、そのようなことを考えないで平気で乱繁殖した固体は、世代を重ねる毎にリスクが高まるでしょう。そこを気をつけると世代を重ねる毎にリスクが低くなり、結果両者では大きな差がひらくと思います。
 ただ、犬は言うまでもないのですが、生物であり工業製品ではないので、予期しないことが発生する可能性は0%ではなくて、可能性はどの固体でもございます。 特に日本犬は上記の経緯があるので非常に低リスクとは言いがたい犬種達です。そのリスクを高めでよいか、なるべく低くすべきかは、繁殖者の考え 方と行動次第で大きく変わります。当ショップはなるべくそのようなことがないような子犬の譲渡を心がけております。 ゼロにすることはあくまで理想であり、現実的には不可能ですが、ゼロに近づけることは不可能ではないのです。

 

・生体保障
  生体という特性上、ウィルスや細菌がまったく持っていないという生体のご提供は実質不可能です。有害、無害などの差はありますが、なんらかのものはある程度持っているとご理解ください。また、環境の変化等で精神的なストレス等で体調不良になることもあります。その点をご理解の上、生体をお求め頂いたほうが良いでしょう。もちろん、危険なウィルスや細菌はゼロに近づけたいので様々な対策は実施しておりますが、それに加えて生後四ヶ月までにお引渡しした子犬に対して、以下の保証を用意しております のでご確認ください。

死亡保障
 お引き渡し後、30日以内でこちら由来と思われる疾患(感染症:潜伏期間により判断)で死亡した場合は、同等レベルの子犬(同じ価格帯)を後日譲渡します。その場合、二か所の異なる獣医さんからの死亡診断書の提出(死亡理由に矛盾がないことが前提)をお願いします。ただし、お客様の要因による死亡は除きます(例:餌を満足に 与えなかった。低血糖状態を放置した。明らかに異常があるのに放置した。お引渡し後に他所で感染症にかかった等)。このサービスは、国内のお客様のみのサービスで 無料でお付けします。

医療保障
 将来的にも金銭面で安心して子犬を育てるには、保証内容がよい愛犬の保険が必要です。当ショップお勧めのアニコム損保保険会社のペット保険 「べいびぃ」(W2204-0021)に入って頂ければ幸いです。通常の保険と異なり、お引き渡し当日から医療行為(体調不良・怪我、誤飲など)は ほぼすべて保険支払い*の対象となり、一か月間は医療費100%保障となります(ワクチン接種や健康診断 、ワクチンで予防できる疾患、持ち帰りのシャンプー、爪切りなどは除きます。詳しくは直接お問い合わせください。)。2か月目からは、70%ないし50%保障となり 、対応している病院でしたら窓口清算が可能です。対応していない病院での診察時は、立て替え払いでご利用できますので、全国どこの動物病院でもご利用可能です。お引き渡し時に保険 のご加入手続きをいたします(要:クレジットカード)。30〜60分程お時間をください。終身保証型なので、年を重ねても入院・手術はもちろんのこと、通院までご利用できます。ペット保険にご加入いただけない場合は、 以降の治療費は実費でのご負担となりますのでご注意ください。

その他

お引渡し後、30日以内で飼い主様が噛み傷、引っかき傷以外で人畜共通感染症にかかった場合、1万円をお支払いいたします。

3つの重要なこと〜最後に 外見:お顔だちの良さや体の小ささ

 豆柴はまだ 公的な団体で認められている正式な犬種ではありません。 他犬種と同様、大きさは個体によりかなり差があります。当ショップでは、猫ちゃん程度の小さな極小豆柴から、体高30センチちょっとの豆柴、柴犬よりもやや小さい小柴まで揃っています 。
 大事な犬質(主に上記二つの重要なこと)を落としてまで、体の小ささを競うような無理なことは関心しません
 その結果、お顔だちもそれぞれ異なり、子犬の個体差(外見的な個性)が出やすくなります。 同じ兄弟でも良く似ている場合もあれば、まったく異なる容姿をもったケースも普通にあります。それはそれで良いとショップ代表は思っています。

 

・小ささへの考察
 仮に大きさがある程度一定になったら犬種として認められる思われがちですが、そうはならないと思います。柴犬は80年ほど前から犬種として認められております 。当然、規定の大きさがありますが、現実の固体は大きさにかなりの差があり、表に出ないだけで未だに展覧会にて大きさが基準に合わずに失格になる柴犬が いまだ見受けられるのが現状です。 過去、当ショップでも展覧会用に柴犬を子犬から購入した固体がいましたが、残念なことに大きさが基準に満たさなかったため展覧会に出せませんでした。

犬というのは、哺乳類の中でも人間の外見の違いのように多様性が高い生き物です。都合よく大きさを一定にすることは、難しいと思います(犬は超大型犬から超小型犬まで大きさや外見がまったく異なります。猫ちゃんでもここまで多様性があるわけではありません。また犬種も数え切れないくらいあります。哺乳類の中でも飛びぬけて多様性が高いと思います。それだけ個性が出やすいということになります)。 チワワちゃんでもかなり大きめの固体もおります。この様に大きさには大小出てしまいがちですが、実は個性を少なくする方法も あるのです。それが極近親交配を用いた近親交配の繰り返しです。この手法は個体差が出にくいこと(見た目も大きさもほぼ均一になりやすい)、安価で繁殖できるメリットがありますが、その他のリスクが高すぎるので当ショップの考えとまったく異なります。

 当ショップは、体の小ささを軽視しているわけではございません。小ささよりももっと重要なことがあると認識しているということです。犬の良し悪しというのは様々な見方があるのですが、外見的な要素:大きさやお顔立ち、毛並みだけで判断するのは、当ショップの理想の考えと大きく異なるものです。 犬は置物や飾り物ではありません。実際に飼って家族の一員となるべき存在です。当ショップは、内面的な要素を大事にしております。

 では小ささへの努力は何もしていないかというと、そうではありません。小さく育てることを第一目標として、無理な交配や育て方をするようなことは一切していないということです。無理なことをすると 何らかのゆがみが出てきてしまいがちで、お客様にお渡しする子犬の上記二つの質の低下を招くことが危惧されます。それは私の本意ではありません。

・お顔立ちや体型の好み

 お顔立ちや体型も当ショップの犬はまちまちです。当ショップにおいて、当ショップの典型的なお顔立ちというのはございません。兄弟犬でよく似ている固体もあれば、まったく似てない固体もございます。
 次世代を期待する当ショップの繫殖犬は、当方の好みで選定しています。上記二つの大事なポイントをクリアした固体から選定しております。 どちらかというとお顔立ちは狐顔よりも狸顔のほうが好みです。体が細くて華奢な犬よりも、骨太で肩幅があるガッチリした犬のほうが(体重は増えますが)より好みです。中には5代以上、ガッチリ系で続いた血筋もあります。そのような特徴を持った繫殖犬の子孫をご案内しますので、その特徴を引き継いだ子犬をご案内できる機会が多いと思います。

 

■犬へのこだわり
 ・柴犬らしさの追求
  →極小豆柴・豆柴等といえど、小さくて立派な柴犬です。立ち耳、三角目、形のよい巻き尾や差尾等、常に各構成の向上を意識しています。

 ・気性

  →威厳が感じられる犬と、気性が荒い犬は大きく異なります。小さくても日本犬らしい姿、威厳を感じさせながら、一般家庭の良きパートナー犬になりうる極小豆柴・豆柴等を良しとしております。 具体的には、威厳を感じさせながら、無駄吠えしなく、人懐っこい、都会の暮らしに適応した子犬です。
 これは、飼育環境から違いが出てきます。当ショップの繁殖犬は、都内の住宅密集地域にあり、都会に住む方と環境がよく似ていることによります。当ショップは、常時数十頭の成犬がおり、一匹でも無駄吠えするような飼いにくい犬がいると近所に大変な迷惑をかけるので、そのような固体は残ることができません。なので、自然と静かな犬ばかりになり、その両親犬から生まれた子犬は、静かで大人しい親犬の愛情(影響)を受けて、子犬のうちから無駄吠えしにくく、穏やかな性格の犬に成長していきます。都会のご自宅に子犬を連れて行っても、大人しく無駄吠えしにくいと好評です。

■大江戸小町のショップ外観

・果てしない黒毛の追求
  →極小豆柴・豆柴等における黒毛の追求は、もともと優良個体が少ないので非常に困難です。この点は、スタンダードの柴犬の一般的な繁殖と大きく異なります。
 明確な四つ目を持つ血統の繁殖犬を用いて、少しでも理想に近い黒毛の極小豆柴・豆柴等の販売を追求しております。

明確な四つ目を持つ黒毛の豆柴(台雌)

 

・成犬の選定

■将来が期待できそうな赤毛のオスの子犬
いかにもオスらしいお顔立ちをご確認下さい

■アフターサービス

・飼育や躾の無料相談
 当ショップのお客様は、初めて犬を飼う方や、共働きで昼間留守がちな方が約半数を占めております。初めて犬を飼う方でも飼育の際に戸惑うことがないように、譲渡後の飼育や躾に関する相談は、随時電話やメールにて対応しております。また子犬の怪我など予期せぬトラブル発生時も、状況が改善するようアドバイスしております。

 例:夜鳴きがおさまらない、誤って子犬が異物を飲みこんでしまった....等

当ショップ代表は犬のトレーナーではありません ので必ずしもトレーナーさんの有料サービスのようなサービスは提供できませんが、譲渡した豆柴犬の性格や性質等熟知しています。経験豊かな繁殖者としての視点でアドバイスすることができます。また、スタッフにトレーナーの勉強をした者もおりますので、その知識も生かせます(現在産休中につき、非対応です)。

・ドッグフードや飼育器具の紹介
  当ショップは、譲渡後の食生活の充実をお客様にお願いしております。健全な固体の譲渡と、健全な食生活の両立で、初めて心身ともに健全な固体で長寿が期待できると思っております。健全な固体でも、食生活が良くないと良い結果は期待できません。現実の愛犬用のフードは、あまり関心できないフードが多いのが現実です。当ショップは、食生活の充実を提案しております。良いフードほど開封後は短期間で品質劣化起こしやすいので、一般のお店には置き辛いものです。私からみて、お勧めできるフードを選んでネットショップ:大江戸小町WebShopでよい食生活をご提案しております。ぜひご利用ください(ただいま、事情により閉鎖中、再開までしばらくお待ちください)。

・愛犬のお預かり

 当ショップで極小豆柴・豆柴等をお求め頂いたものの、出張や旅行等で一時期 に愛犬を他の方に預けないといけないこともありうるかと思います。
 通常のホテルでは、1日2回程散歩へいき、その後はゲージ内で過ごすことが多いのですが、当ショップでは応接室等を利用して自由時間を長くとってお預かりいたして 、皆様の愛犬が少しでも快適にすごせるよう工夫しております。
 お預かりしている愛犬は、内心飼い主様のもとに帰りたくて仕方ない心境が当たり前です。脱走防止策として、 屋外のお散歩は行わず、屋上や応接室等を活用しております。ご安心してご利用ください。

表:ペットホテル利用料金一覧

 

当ショップ販売犬(税別)

当ショップ販売犬以外(税別)

1頭あたり(日帰り)

\2,000

\4,000

1頭あたり(1泊以上)

\3,000/泊

\4,000/泊

 

万が一、お預かりの最中に体調不良が見られた場合は、必要に応じて獣医師の診察を受けます。そのときは別途費用がかかります。詳しくは別途ご相談ください。

なお、獣医師から「分離不安」と診察された愛犬については、こちらもお預かりをお受けしかねます。申し訳ございません。

他の疾患の場合は、あらかじめご相談くださいませ。お預かりできるようでしたらお受けできます。

東京都保 第003447(保管)

■充実したショップ設備

・屋上ドッグラン(通称:大江戸小町DOG-LAN)

 屋上を利用して、都内では贅沢と言える約85平米の私設ドッグラン(通称:大江戸小町DOG-LAN)を整備しております。

大江戸小町の私設ドッグランの概観

■大江戸小町DOG-LANの概観

■その他
 ・繁殖犬への思いやり
    ◆当ショップのファームは狭苦しい都内の片隅にありますが、可能な限りの空間を用意し、定期的なケアをすることで、心身とも健康で清潔な繁殖犬を心がけております。
              ・一番怖いのは、 パルボウイルスやジステンパーウィルスに代表される重篤な感染症の蔓延です。居室において、そのような危険なウィルスでも対応できる消毒剤(ビルコン)を一日2回床に散布して消毒しております。 各部屋には、殺菌灯やオゾンを用いて空間除菌することで重篤な疾患を可能な限り予防を実施しております。

        .・大の飼育室には、大型空調による外気導入で、新鮮な空気を24時間入れております。
       ・大型空調で外気を取り入れ、圧力換気扇により速やかに空気を排出することで、ウィルスや細菌が蔓延しないように工夫しております。

      ・薬漬けの脱却:ノミ・ダニやフィラリア対策はある程度必要ですが、副作用も無視できません。体の負担を考慮して、ほどほどの対策で予防しております。また成犬には抗体価維持と副作用を考慮し、1年に1度:2種混合ワクチン と狂犬病ワクチン接種にとどめておりますが、他の感染症対策として3年に1度、5〜6種混合ワクチンを接種しております。 

    ◆健全な体には、良い食生活が不可欠です。当ショップでは、良質な 食材から作られた合成保存料不使用のドライフードの給餌を基本としています。
      子犬には、良質なドッグミルク、人間用の肉類も与えております。

子犬の育成
  →健全な子犬の育成と健康を重視して、少しでも栄養をつけてコロコロとした良い意味で太い子犬の譲渡を心がけております。
              もっと詳しい内容を知りたい方はここを 参照してください

・公益社団法人団体の血統書
 犬の血統書といっても、実は様々なものがあります。公益社団法人が発行する一般的に世間に公認された団体もあれば、 数名の有志が集まって団体にしたもの、個人がパソコンレベルで作成した私的血統書もあります。
  現在、社会影響力の高い公的な団体において、極小豆柴、豆柴、小柴等は、犬種として独立して認められておりません。したがって、犬種の分類としては、「柴犬」となります。
  極小豆柴、豆柴等を扱っている繁殖者さんは、当ショップのように (公益)社団法人の血統書にこだわっている方もいれば、任意団体、独自の私的血統書をつけている繁殖者さんもおります。どの血統書を扱っているかは、その繁殖者さんの考え方・やり方次第になります。 (公益)社団法人の公的な血統書の犬だと(小さいが)柴犬として認められますが、私的な血統書だとそうはいきません。また、 海外の団体に移籍しても柴犬扱いになりますが、そうでないと柴犬扱いになりません。
 私的や任意団体の血統書の多くは、公益社団法人(日保)一般社団法人:JKC等の血統書団体に移行できません。
要するに一方通行になります。また、公益社団法人団体は、仔犬の血統書の作成料等が高額で手間がかかり、コストアップの要因となります。
 また、KCJという団体はJKCとは別の団体で、現状、社会的地位・血統書としての意義は全く異なります。 一般社団法人でも様々で、社会的地位が高いところもあれば、そうでないものもあります。一般社団法人を創立させるのは意外と敷居が低いので、社団法人がつけば公的と考えるのは安易です。
 公益社団法人:日本犬保存会、秋田犬保存会
 一般社団法人:JKC
  社団法人公認団体:甲斐犬愛護会等


■血統書団体の関係説明図

 ※血統書不要の場合は、当方の血統書作成前(4〜8週前後)でしたらお求め易くすることができる場合があります。
 ※基本的に血統書団体の指定はできません。強い希望がある場合は別途相談願います。
 ※私的や任意団体の血統書と異なり、責任のある公益社団法人団体の血統書では、どんなに低い体高の犬を計画繁殖しても、犬種は「極小豆柴」や「豆柴」、「小柴犬」ではなく、「柴犬」になります。
 ※日保は柴犬では最大の血統書団体で、良質な犬が多くて定評があります。
 ※社団法人間の血統書の移行(一部規制があるものの)は 大体可能です。  日保 ←→ JKC
 ※JKCでは、海外の法人団体の血統書に移管することができます(勿論犬種は柴犬です)
 ※H20年秋に、KCJという血統書団体で豆柴という分類ができました。他にもでてきているようです。

日本犬保存会の血統書
■りっぱな和紙を用いた公益社団法人:日本犬保存会の血統書

 

■その他

・お引渡しは、子犬が独り立ちしてから

 生後8週で2種〜6種のワクチンを接種後、副作用がでていないことと離乳が完了していること。子犬が自力でドッグフードを食べて、キチンと消化できること。健康に特に異状が見られないことを確認してお引渡しいたします。時期的には、生後9〜10週前後 とお考えください。それまでは、当ショップで育成します。その間、他の子犬や成犬と身近な環境にいてもらい、犬社会を勉強していきます。

 

東京都販 第003447(販売)

 

 

 
   
 
 
 
 

 

繁殖者についてご説明いたします。犬の繁殖者は、主に二つの目的で自分が扱っている犬種の普及活動を行っています。

 (1) 既存犬種の向上、発展・普及

 既に犬種として認められている犬を繁殖し、質の向上とその犬種の良さを知ってもらうための普及を行います。犬というのは犬種によって特徴・特性が異なります。犬種毎に良さも異なり、それに魅了された人たちによって繁殖活動が行われています。ただどの犬種も完全無欠というわけでなく、その犬種が持っている課題は少なからずあります。 繁殖者は、その犬種が持っている良さを引き出し、課題を改善していきます。もしその努力がなければ、犬種として維持できなくなってしまうでしょう。

 (2) 新犬種の作出

 新しい犬種の作出を目的とします。一部原種とされる犬を除く一般的な洋犬や、犬種として認められたミニチュア犬(ミニチュアダックスフンド、トーイプードルなど)は、先人の 繁殖者の手によって長年の努力の結果、作出されました。特にプードル系は、長年の努力の結果、スタンダードプードル→トーイプードルと大きく差が開きました。一部の 繁殖者はなる小ささを求めています。日本で作出された犬の代表は、土佐闘犬や狆があります。現存する日本犬の中で、野性味があふれて人の手が加わってないとされる犬は、甲斐犬と言われております。

 豆柴はまだ犬種として認められていないと仮定すると、豆柴繁殖者はこの(2)の「新犬種の作出」が目的となります。勿論、(1)と同じように品質の向上は怠ったりしません。

豆柴が認められたと仮定すると、(1)になる訳です。

いずれも、よりよい犬を安定して作出するための努力が必要になります。

 

 
極小豆柴・豆柴・小柴の定義  
 

 

(1)極小豆柴・豆柴・小柴の現状

今まで多くの極小豆柴:豆柴・小柴と言われる小さな柴犬を見てきましたが、その経験で感じたことは、

 ・様々な試みにより、系統が生じている

 ・外見・大きさ・気質、犬質は様々であり、一長一短である

ということです。極小豆柴・豆柴・小柴に関する見解は繁殖者間でも意見が一致しておらず、スタンダードがない現状では、どれが正しくて、どれが間違いとは一概に言い切れない、と思っています。なので、私の考えも絶対ではありません。それぞれ見解が異なって当然です。

 ちなみに、最大規模の日本犬登録団体である公益社団法人:日本犬保存会では、極小豆柴・豆柴・小柴等を公認犬種として認めていません。体高が不足した柴犬としての扱いです*1。全犬種団体である社団法人のJKCも同様です。

 従って社団法人の統書の犬種の表記は、「柴犬」となります(余談ですが、一般に極小豆柴・豆柴なんて存在しないというのはここから来ていると思われ、それは一理あります)。社会的に認められた社団法人には存在しない、そのことは、犬種として存在しない、極小豆柴・豆柴・小柴のスタンダードが存在しないということになります。これらの団体から派生した任意の団体には、一部小柴の分類があります。

 私の個人的な見解では、豆柴・極小豆柴・小柴等は犬種としては、現状存在しないと思っています。

 私的な団体の血統書や、繁殖者自身が発行する血統書、任意団体(NPO法人含む)にはある程度柔軟に対応できますので、極小豆柴・豆柴・小柴・ミニ柴等として記載されるようです(当 ショップは社団法人外の血統書にあまり興味がないので、これらの犬の詳細は分かりません)。

 確かに極小豆柴・豆柴・小柴という犬種は存在しないという意見は一理ありますが、通常の柴犬よりも小型の柴犬がおり、唯単に小さくて大きくならないというだけでなく、柴犬としての質も重んじ、計画繁殖して作出されている犬はいるのです。

 

(2)本ショップの極小豆柴・豆柴

 日本犬保存会による犬種のサイズの分類では、大型:秋田犬、中型:紀州犬、四国犬、北海道犬、甲斐犬、小型:柴犬となっております。
 当ショップの犬は、小型の柴犬の標準サイズ*2より低い犬を基に繁殖していますので、ここでは小型と分類されている柴犬よりも更に小さい --> 超小型サイズの柴犬 --> 超小型柴犬:極小豆柴・豆柴と仮定しています。

通常、繁殖者は、スタンダードに基づき、自分の好みもあわせて繁殖していきます。極小豆柴:豆柴・小柴にスタンダードがないということは、公的な指標がないので、各 繁殖者個人が指標を定めるしかありません。
 柴犬は、団体の解釈の違いにより外見にかなり差がありますが、柴犬の特徴であるピンと立った三角の立ち耳、やや奥目のキリリとした三角目、クルッと巻いた力強い巻尾(差尾)、という点ではどの団体も一致しております。
 極小豆柴・豆柴・小柴については、スタンダードが存在しないので当然各自解釈が異なりますが、当ショップは上記柴犬の特徴を尊重しています。

 

 現状を踏まえ、本ショップは極小豆柴・豆柴・小柴に関して以下のように定義しています。

 『極小豆柴・豆柴・小柴とは、両親とも小型の血統を持つ良質な柴犬で、子孫にも小型の良質な柴犬が期待できるもの』

とします。良質というのは、健康かつ、上記柴犬の特徴を兼ね備えたものです。犬の特徴の傾向としては、日保が好む犬と同じベクトルです。

 あくまでもここだけの定義です。当然異なる意見もあるかと思いますが、公式な場で制定されていない以上、それは仕方が無いことでしょう。

*1:日本犬保存会会誌:H14/2号より

*2:雄/体高39.5cm、雌/体高36.5cm。許容/上下1.5cm

 
豆柴・極小豆柴・小柴の大きさについて  
 

 

 当ショップでは、超小型柴犬:極小豆柴・豆柴・小柴における成犬時の大きさの判断は、ある程度の客観性を持たせるために体高(肩までの高さ)で判断しています。
 体重で大きさを判断する方法もありますが、個体毎に生まれ持った骨格の違いや筋量・脂肪量の差、胴体の長さにより体重に大きく影響を与えるので、客観的な判断は難しいと思います。また、給餌量等で体重を調節することも可能になります。
 好ましくない話ですが、体高と骨格等から判断すると通常6kg前後あると思われるの固体でも、環境(不適切な給餌内容、運動量等)により、肥満が過ぎると10kgを超えたり、やせすぎで4kgに満たない犬になることもありえます。
  体高の測定は右に示す画像のように背中の毛を圧して計ります。正確な測定は専用の測定器(非売品)を用いなければ困難です。
現在体高測定棒が破損したため、体高の正確な測定ができなくなりました・・・

■体高の測定(イメージ)4

 

 体高での大きさの判定は、人間の見た目と一致していないことがあります。同じ身長の人でも、体型次第で体重も見た目の大きさも大きく異なります。例えば、同じ身長の痩せ気味の人と鍛えぬかれたラガーマンとでは、体重差はもちろん、圧倒的にラガーマンのほうが大きく見えることでしょう。
 犬でも同様であり、同じ体高でも、生まれつきスマートな体型の犬もいれば、展覧会でよく見られる筋肉質体型の犬(≠肥満)もいます。両者を比較すると、体重は数キロ異なり、筋肉質体型の犬は大きく見えてしまいます。
 また人は、通常見下ろして犬を見ています。並べて比較しない限り、多少の体高差があってもどちらが体高が高いか分かり辛くなります。反面、体の太さは良く分かるので、筋肉質の犬の方が大きく見えてしまいます。
 なので、筋肉質の犬は大きな犬と思われがちですが、体高を測定すると意外に低いことがあります。

 雌雄差:柴犬の雄と雌の体高差は標準で3cm異なり、雄のほうが大きいです。これは極小豆柴:豆柴・小柴でも同様であり、性別で体高が異なります。柴犬程の差はありませんが、それでも1cm〜2xcm位の差が生じます。勿論、体重もオスのほうが重くなりがちです。、

 個体差:固定した犬種でも個体により体高の高低があり、必ずしも規定内に収まってはいません。
 勿論豆柴・小柴にも個体により体高に違いがありますが、スタンダードがない関係等で他の犬種とくらべて個体差(系統差)が大きいと思います。また人間の個人差同様、犬にも個体差があり、均一を求めるのは無理です。

 小さいものは雄でも体高25cmに満たない個体もいますし、雌でも35cmを超える大きな個体もいます。

#単純に小さければよいというものではありません

 

 現状を踏まえると、極小豆柴:豆柴・小柴の通常の大きさは、柴犬の最低体高(雄:38cm、雌:35cm)に満たない体高とは言えますが、明確な体高の制定は正直難しいです。なので、以前は規定しておりませんでした。その後、分かりにくいというご意見もあり、大変悩みました。そして、あくまで一人の 繁殖者の個人的な見解としてざっくりと分類してみました。

犬種

広義の分類

狭義の分類

オス(cm)

メス(cm)

印象

柴犬

柴犬

39.5(±1.5)

36.5(±1.5)

日本犬の世界では小型だが、洋犬を入れた一般認識では中型の分類。一般的に外見重視で 繁殖しているケースが多いので、格好はいい。代々外飼いの犬なので、室内での飼育は向いていない個体もいる。

豆柴犬

小柴犬

36前後

33.5前後

柴犬よりもひとまわり小さい。室内飼いでもある程度扱いやすいサイズで、格好も比較的安定してよい。価格もリーズナブル。最近はご紹介できる機会が少ない。

豆柴犬 32.5前後

31.0前後

マンションでも扱いやすいサイズで、雌犬だと女性でも比較的楽。容姿も整った固体が多い。値段も極小豆柴犬よりはお手頃でご紹介できる機会も多い。都内の大手ペットショップ様の柴犬の平均的なお値段+α位でご提供していることが多い。当 ショップでは、室内でも飼い易い性格(攻撃性が少ない)の犬を前提として繁殖しているので、室内でも飼い易い個体が多い。
極小豆柴犬 30以下 28.5以下 体高30cmを切ると、とても小さく見える。特に25cm級以下になると、超小型犬(パピヨン・トーイ・プードル)よりも背が低いこともある。背が低くても柴犬なので(骨太な体格の関係)体重は重めになる。それでも、3kg以下の超軽量級も 稀にいる。ご年配の方や女性、お子様でも非常に扱い易い。容姿は個体差が激しい。当ショップでもっとも小さな固体では、体高22cm前後。幼犬時は軽いので、カラス対策が必要かも!?課題は、体格・容姿のバラツキの向上。 現在、当ショップでは、優良個体を用いて更なる質の向上に努めている。

■柴犬と当ショップにおける極小豆柴、豆柴、小柴の体高値(単位:cm)
    部分は当ショップの主観

 このような数値です。黒毛の極小豆柴・豆柴は、上記より若干高くなります。この数値は将来見直しする可能性もあります。

 くどいようですが、あくまでも当ショップが勝手に定義した暫定的に決めた目安の値です(当 ショップ内での話限定です。他のショップでは通用しませんのでご注意ください)。
 子犬、幼犬については、体高を計って決めてもあまり意味がないと思っています。子犬の成長具合を確認する意味で、幼犬期の体重の測定は意義があります。

 また、哺乳類の中で犬の外見は人間同様に個性が出やすく、どの犬も同じ顔や大きさに固定させることは不可能です(人間でも人により、身長や容姿が異なるのと同じです)。

ある程度、大きさにバラつきがでます。それは、チワワと超大型犬の体重差(なんと数十倍:人ではありえません)を考えても明らかです。

 ■体重測定(画像は若犬)

 当ショップでは、見た目の大きさに惑わされず、柴犬本来の良さを損なわないよう な子犬の譲渡を心がけています

 

 
豆柴・極小豆柴・小柴の毛色について  
 

 

 柴犬としては、望ましい毛色(カラー)として3つの毛色、即ち、「赤毛」、「黒毛」、「胡麻毛」があります。当ショップでは、豆柴・小柴も同様に3つの毛色を基本としています。

赤毛
最もポピュラーな毛色で、全体の8〜9割前後が赤毛(見た目は茶色ですが、柴犬ではこれを赤毛と呼びます)と言われています。日本人がイメージする犬は、柴犬の赤毛ではないでしょうか。その位に日本人の心に浸透していると思います。
成犬になると顔・腹部・尾にかけて白毛が目立ってきます。赤毛でも個体毎に赤みが異なり、同じ色の赤毛は二つといないとも言われています。幼犬の時は、口の周りの毛が黒い固体(黒マスク)も多く見られますが、大半は成犬までになくなります。

■赤毛の豆柴犬

 よく胡麻毛のように全身、ないし体の一部分に黒い毛(黒差し毛)が多く見られる犬が生まれますが、殆どの犬は成犬(3才前後)になるまでにこの黒い毛は目立たなくなってしまいます。

 

黒毛
黒毛を持つ柴犬ですが、全身黒毛で覆われているのではなく、目の上に四つ目と呼ばれる小さなタンを持ち、赤毛と白毛が顔・胸部、腹部・足・尻尾にかけて見られます。理想的な黒毛は、日本犬独特の鉄錆色(艶消しの黒に近いイメージ)が理想とされています。黒色の毛ですが、毛のすべての部分が黒色ではなく、根元は白色、真ん中は赤毛で、先端部分が黒色になるのが望ましいです。黒毛の模様も多様であり、非常に奥が深いものです。血統により、タンが大きく流れたり、若くして逆マスクになったり、洋犬のように艶があるピカピカの黒毛を持った犬が多く、理想的な黒毛の作出は、非常に難しいと感じております。当 ショップでは、コストをかけて理想の黒毛を追求・紹介していきます。

■黒毛の幼犬:成長著しく、毛質も変化が激しい

 

 

 

 

胡麻毛
胡麻毛は、赤毛、黒毛、白毛が程よく混ざった毛色です。黒毛の混じり具合により、赤胡麻(赤毛っぽく見える)、黒胡麻(黒毛っぽく見える)とも呼ばれ、血統書上にも表記することが可能です。日本犬本来の渋い色彩で、 一部に根強い人気があります。柴犬では一番少ない毛色です。頭部や顔まで黒毛が見られる犬が本来の表現形ですが、そのような犬が生まれて成犬になっても黒毛が残っている確率は、1%にも満たないといえるでしょう。 また遺伝力が高くなく、顔まで黒毛が入っている犬を繁殖に用いてもなかなか子孫に遺伝しません。ある意味、一番少ない貴重な毛色と言えます。本当のレアカラーですが、あまりにも少なく地味な印象のため、あまり知名度が高くないのが残念です。

■顔まで黒毛が入った胡麻毛の成犬(赤胡麻) ■顔まで黒毛が入った胡麻毛の子犬

展覧会でも胡麻毛の出展は少ないのですが、稀に素晴らしい固体を見ることができます。日本犬らしい渋い胡麻毛は、とても好感が持ています。

その他(斑毛や虎毛、白毛)

他にも斑毛や虎毛、白毛がおりますが、一般的にイレギュラーな毛色の扱いです。斑毛はかなり昔に名犬を作出した繁殖犬として活躍した犬が知られております。虎毛も昔は展覧会で活躍していたという話がありますが、今は完全に見かけなくなりました。幻の毛色と言っても良いと思います。白毛の名犬はあまり聞いたことがありません。白毛を繁殖に用いると鮮やかな体色を持つ有色犬が生まれやすいので、裏技として知られております。 白毛の成犬を繁殖に用いると子孫に白毛の犬が多く生まれるので、その気になれば多くの白毛の子犬が生まれます。